中国茶の茶器と選び方 |
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1.茶壺の選び方 |
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1.大きさ 左の女性の手に乗っている茶壺のサイズは「φ65xH59xW101、容量 83ml、重量 81g」です。鉄観音などの烏龍茶を問香杯に約二杯分です。上質の烏龍茶は10煎くらいは楽しめますので一人用では小さいように見えますがこのサイズとなります。 左の画像の左側の茶壺のサイズは「φ75xH67x W109、重量 125g、容量 118mL」で問香杯に約三杯分です。ガブ飲みするような烏龍茶を2〜3煎くらいで楽しむならこのサイズでしょう。烏龍茶でこれ以上のサイズはお茶会や客を招いたり職場などで多人数で使用するものとお考え下さい。1〜2煎でジャスミン茶・紅茶・プーアル茶などを時間をかけて淹れるときはもう少し大きいお好みのサイズの茶壺をお選び下さい。この場合は保温性を考えて重いものを選んでも良いでしょう。 |
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2..かたち 毎日使う茶壺は使いやすい茶壺を選びましょう。上の画像の茶壺はいずれも使いやすい茶壺ですが、女性は軽い茶壺を選びましょう。大きくなると湯を入れるとかなり重く感じます。出来れば100g以下が楽しく使えます。 茶葉を入れたり取り出しすのに蓋は大きい方が宜しいです。球形に近いことは熱を逃がさないだけでなく、底が丸く茶葉を入れたときに茶葉の量が分かりやすく、湯を入れたときに茶葉が動きやすいし茶葉を取り出しやすいのです。嘴は短いほうが普段は使いやすく、長いものはお茶会などで遠くの茶杯に注いだり茶芸的に美しく見せると映えます。 次に左の画像は「水平壺」と呼び、茶壺の蓋を取った形状が「嘴」・「蓋の先」・「把」の三ヶ所が一直線になるものが使いやすい茶壺です。中国茶専門店以外の観光地などで購入するときは、時におかしな品がありますので気を付けて下さい。 |
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3.用途別 烏龍茶は湯が熱いほど良いので熱を逃がさない球形に近い茶壺が宜しいですが左の画像のような薄型の茶壺は低い温度の湯を使う緑茶に使用します。また低くて蓋の口が大きいので福建省の茶館では蓋のできる便利な茶海として使用している店もありました。 左の画像のような磁器製の茶壺は香りが茶壺に付かないので香りの強い茶「普耳茶(プーアル茶)・花茶」などに使います。普通の茶壺に香りの強い茶を淹れるときは専用にしましょう。 |
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2.茶盤の選び方 |
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1.竹茶盤 日本で竹茶盤と言えば左の品を連想されるようです。国内の茶館や中国茶の店でもよく取り扱っています。長所は受け皿が無くシンプルな構造のために高さが低くムードがあることで茶館などで使われるようです。短所は接合された自然素材の竹が湯の受け皿となるために手入れが欠かせず耐久性も個体差が大きいです。烏龍茶の消費地の福建省ではあまり売れていない品です。 |
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2.木製茶盤 湯の受け皿を茶盤の下部に仕込んである構造です。長所は受け皿が樹脂製やステンレス製であるため耐久性があり手入れが楽です。烏龍茶の消費地の福建省では一般的な品です。二重構造となるために高さがやや高くなりますが良いデザインのものを選びましょう。 |
| 3.竹茶盤(パイプ排水式) 左の画像は中国の普通の家の居間です。小型のテーブルにお客さまに茶を出すために茶盤を出しているところです。ビニールパイプでテーブル下のペットボトルなどに排水する竹茶盤は最も薄くてテーブルに置いた時にとても雰囲気があります。やや大きく感じられますがお茶会などでは落ち着きがあります。薄いので収納時も工夫しだいで置き場所も出来ます。そして堅牢な一枚構造で耐久性があります。 |
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| 圧縮強さ(kgf/cm2) | 曲げ強さ(kgf/cm2) | 比重 | ワンポイント | |
| ヒノキ(桧) | 400 | 750 | 0.44 | 日本の優秀建材 |
| モウソウチク(孟宗竹) | 780 | 1440 | 0.63 | 竹茶盤の材料 |
| カリン(花梨) | 940 | 1450 | 0.6 | 中国では紅木 マホガニー類に分類 |
| コクタン(黒檀) | 996 | 1936 | 1.0 |
| 竹茶盤は竹の優れた性質のヒノキ(桧)などの並の木材の倍近い強度があることから竹を材料として使われます。しかしながら、下左の画像のように集成材という小さい材料を寄せ合わせた材料です。木材と違って細い竹から材料取りをする宿命です。 3〜5年で成木として利用される竹は樹齢数百年の成長はきわめて遅く、虫も食わないが釘が使えず100年腐らないという紅木(マホガニー類)の原木茶盤に見られる年月を経ても感じられる落ち着きとは本質的に異なります。 また中国政府が資源流出を防ぐために木材の種類によっては輸出規制をしているので日本では竹茶盤が多く売られているのかも知れません。 しかし福建省の大きな店では同じサイズなら紅木(マホガニー類)の原木茶盤は竹茶盤の10倍くらいの価格で、竹茶盤は探しても見つからないくらい数も少なく携帯用の簡便な茶盤という位置にあります。 竹茶盤も下右の写真のように茶盤の製作技術により竹材料の人工的な部分を上手く処理して上品に仕上げているものもあります。 竹茶盤を購入するときはこのような技術のレベルが選定のポイントとなるでしょう。 合理的な意味から材料の価格か加工の手間にかける価格かを見抜くかの違いでしょう。 竹は表面処理をいくら丁寧にしても繊維が荒く、限界のある材料です。 原木茶盤はまな板と同じでで古くなれば一皮むけば良いのです。 コクタン(黒檀)などはきわめて硬いので、その必要もないかわり、硬いものにぶつけて割れがはいる心配をするべきです。 |
![]() 花梨原木茶盤 ![]() 黒檀原木茶盤 |
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